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1970年代から独自のスタイルでバスプラグを製作されてきた羽鳥静夫氏。氏の経歴については私も詳しい事は知りませんが氏の作り出すハンドメイドプラグ “ハトリーズスペシャル”には特別の思いがあります。
氏のプラグを最初に見たのは1995年頃だったでしょうか。とある縁からトップウォータープラッギングを専門にされるアングラーと知り合いになり毎週末の様に房総の野池、ダム、芦ノ湖等でサーフェースゲームを楽しむようになりました。そのアングラーがここぞという時に大事そうに取り出したのが"手の中のミズスマシ”と名づけられたペンシルベイトINNERHAND W.B.でした。瓢箪の様な形でヒョウキンな顔つきのプラグは水面に絡みつく様なロングスライドでまるで水面を泳ぐヘビの様な生々しい動きでした。他のプラグに一切反応しない様な渋い局面でしばしば水面を割らせる光景を目の当りにしました。
当時は既にブラックバスブーム、ハトリーズスペシャルはプレミアが付き新品の物が数万円で転売される時代でした。名作中の名作INNERHAND W.Bは1986年、1988年に発売されていましたが数が少なく滅多に現物を目にする事もありませんでした。気の遠くなる様な金額を払って(ルアーにしてはですが)1988年のモデルを2つ買ったものの当然怖くて使う事が出来ませんでした。
そこで、自分で作ってみる事にしました。幸いハトリーズ狂のその知人がINNERHAND W.B.や他のルアーをレントゲンで撮影した物を持っておりそれを参考にコピーを作り始めました。
オリジナルの様な動きをするプラグを作る事は叶いませんでしたが、作った偽INNERHANDで沢山のバスを獲りました。
氏のルアーは動物や宇宙人等をモチーフに独自のデザインと高い機能性を持ち合わせています。他のどんなプラグとも異なる孤高の存在です。北海道に移りバスフィッシングが出来なくなった今でも集めたハトリーズスペシャル達はいつも目の届く所に飾ってあります。
問答無用。ルアーとしての機能性だけでなく一つのアートしてその造形にシビレます。
オリジナルのINNERHAND W.B. 1986年モデル
オリジナルのINNERHAND W.B. 1988年モデル
青い方はファット。水面と水面下の境を泳ぎます。これは違うコンセプトのモデルなのでしょうか。
詳細は不明です。一時期は偽者?と悩んだものです。
泳ぎではINNERHANDに負けません。ハトリーズスペシャル マダガスカルのトカゲ♂と♀

ヒョウキンさではINNERHANDに負けません。ハトリーズスペシャル グージー

ここからは私の作ったレプリカです。オリジナル違い、厚いウレタン塗装を施したため動きが全体的に鈍かったような気がします。
一番動きの好きなINNERHAND W.B.1986年モデルのレプリカ
同じく1986年モデルのレプリカ。実戦に投入した愛用の2本
1978年の初代INNERHAND W.D.のレプリカ。大分顔つきは精悍です。
1986年モデルのレプリカ。塗装は初期の羽鳥氏の研ぎ出しをイメージして。
名シングルスウィッシャー ミルキーボーイのレプリカ
クライングフロッグーのレプリカ
羽鳥静夫氏の名著「気が向いたらバスプラグづくり」の中のイラストを基にしたノイジー。このモデルはハトリーズスペシャルとしては発売されていませんのでどれだけオリジナルの思想に近づいているかは全く不明。